掛けふとんのイメージ

掛けふとんには羽毛ふとんがお勧めです

掛けふとんの役割は「おふとんの中の温度や湿度を保つこと」です。

概ねおふとんの中は33度、湿度は50%前後が適切と言われています。この温度・湿度であれば暑すぎず寒すぎず心地よく眠れます。掛けふとんは保温性・透湿性などを考えて「素材」を選びましょう。

特に夏は通気性・透湿性が良い素材が適していて「麻のおふとん」がお勧めです。独特の肌触りも心地よく眠れます。エアコンで部屋の温度調節をするのも一般的になりましたので、身体を冷えすぎないように掛けふとんはご用意しておかれた方がよいでしょう。

夏は汗をかきますのでメンテナンスの視点から夏のおふとんは「洗濯できるもの」がよいでしょう。

冬は保温性が高い「羽毛ふとん」がお勧めです。
温かさを考えるとある程度のボリュームも必要です。「綿の掛けふとん」もいいですが、軽さと保温性・メンテナンス性を考えるとやはりお勧めは「羽毛ふとん」です。

アトピーなどでお困りの方には「真綿(絹)のおふとん」がお勧めです。とても高価ではありますが身体に良い素材です。

夏冬に限らずおふとんはカバーをかけて「おふとん本体の側地」が傷まないようにしましょう。

羽毛の善し悪しは産地と種類

ダウンを手に持っている写真

羽毛ふとんの値段は高い物から安いものまで幅広いですよね。

どれも「羽毛ふとん」だしどれも温かそうです。

確かめてほしいのは「産地」と羽毛の「種類」です。

「産地」では一般的に「寒い国」の方がよい羽毛が産出されています。

ハンガリーのグースダウン、ポーランドのホワイトグースダウン、フランスの羽毛、アイスランドのアイーダダックは希少性の高い高級羽毛です。

長持ちするかどうかはキルト(縫製)

キルトのイメージ

「キルト」とは、羽毛が均等に分布するようおふとん全体を主にマス目状に縫い合わせた構造のことです。キルトの種類によって、保温性やフィット感・使用による羽毛の片寄り具合が異なります。

「立体キルト」は上下の生地の間に仕切りを設けて立体的な構造にすることで羽毛が片寄りにくく保温性を高めるなどです。 

羽毛ふとんを長く使っていると使い方によって衿元の羽毛が周囲に逃げたり、真ん中のマス目がやせてしまったりと羽毛の片寄りが生じます。つまりキルトが工夫されていないと羽毛ふとんが長持ちしないので買うときにキルト構造について調べておかれると良いと思います。 

西川の「ソリッドステークキルト」は羽毛が片寄らない構造となっています。

心地よさは側生地で決まります

羽毛ふとんイメージ

「側生地」は「おふとんの生地」のことです。ダウンが飛び出さないように高密度に織られた記事やダウンプルーフ加工が施されていることが多いです。

 あまり生地が重いとその重みでダウンが押しつぶされることもあり、側生地は軽くて薄くてしなやかな生地がお勧めです。

おふとんを被った時に生地が固いと肩口から冷気が入ってきますので、しなやかさも確かめておかれると良いでしょう。

少し汗ばんだ時のことを考えて羽毛おふとんの中の湿気を逃がす透湿性についてもお店の人に質問してみてください。

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